自分自身がシニア層に突入して以前よりシニアの方達と接する機会が増えたっていうのもあるけど、やはりスマホやタブレットなど便利なのに使いきれていないよね、という方々が多いなぁということを実感する日々です。
それでも最近のシニアの方々、スマホを持っていないっていう方はあまりいないのですよね。
携帯が普及してから30年近く経っているから、今の高齢者、例えば85歳の方でも携帯が普及し始めた頃はまだバリバリの現役だったろうし、流石にガラケーは使えない機種が増えてきているので最近スマホに替えたって方も結構多いようです。
だから持ってはいるんですよね。
でも使いこなせていない。
何を持って使いこなすっていうのかってのもありますけど、、、
ガラケーの代わりとして使っているだけ
って方は多いですね。特に男性。
電話と簡単なメールのやり取りができればいいと考えてる方達ですね。
LINEは使えるけど、、、
これは大多数の方達。子供や孫に設定してもらってLINEは使えるけど、いざグループを作ろうとか新しくLINEの友達になろうとかってなると周りのできる人にやってもらうって方達。
写真も撮るけれど、ほとんど撮りっぱなしでどう整理したらいいかわからない。
私の周りにいる方々は大抵こんな感じかな。
でもこれからの時代、スマホとある程度お友達になっていかないと生活の幅が狭くなってくるような気がするのですよね。
行政のいろんな手続きとか、銀行口座の管理、いろんな事がスマホやPCがないと時間も手間もかかるようにどんどん変わってきていますよね。
高齢だからできない!ってわがままそろそろ卒業しましょう。って思います。
最初のハードルを超えたら、きっとこんなに楽なんだって感じますよ。
でもそのハードルが意外と高いんですよね。
「入力」の壁
まず入力が面倒、、
ガラケーに慣れてた方々はガラケー入力されてる方が多いんですが、一つの文章を打つの3倍も4倍も液晶のキーボードを叩かなきゃならない。これじゃ入力も面倒だなって思いますよね。
「言葉や文字」の壁
文字が小さい。
細かい文字がいっぱいで読みたくなくなっちゃう。
よくわからない用語や質問。
これは私もたまに感じますね。わかりにくい用語がたくさん出てくるとちょっとお手上げかも。
「怖い」の壁
それから「なんとなく怖い」という感情。
ネットバンキングとかネットショッピングとかクレジットカードの情報を盗まれて勝手に使われちゃうんじゃない?
とか
知らないうちに契約しちゃうんじゃないか?毎月お金取られちゃうんじゃないか?
とかね。
「面倒」の壁
そしてやはり「面倒」
一つのサービスを契約しようとすると何度もメールアドレスを入力したりパスワードを何回も入れなきゃだったり、住所も何度も入れなきゃいけなかったり。で途中で辞めてしまう。
こんなハードルを一つ一つ越えていきましょうね。
「入力」は慣れること。
入力については、もう慣れましょう。
できればガラケー入力は卒業して、フリック入力に。それか最近は音声認識がとても進化してきているので音声入力を使っていくのもいいかと思います。
そして毎日何かしら文章を書いてみる。日記を始めるのもいいのかな。買い物したものを記録していくとかでもいいかも。テレビ番組の感想とか、読書感想文とか。
「言葉や文字」は設定や検索を活用。
小さな文字は設定で大きくすることができます。これは新聞や書籍を読む場合よりずっと便利ですよね。
今まで目が疲れるからと諦めていた書籍もデジタル書籍なら大きな文字で読めるし、重たい単行を持ち歩かなくても済みます。
さらに最近ではオーディオブックがとても充実してきていて、目の弱い私はかなり活用しています。これは本当にシニアの方にはおすすめだと思うのですよね。
難しい用語とか言い回し、これについては周りに聞く、そして調べる。調べるという行動を起こすことでボケ防止にもなるのでは?
「怖い」は思い込みを無くして習慣化
私は周りの人たちにネットバンキング、ネットショッピングは大手のサイトであればほぼ安全ですよと言ってますが、なかなか信用できないようですね。
でもメリットの方が多いよなぁと思うのですよね。
街を歩くとどんどん銀行の店舗が減っていてATMも少なくなっているように思います。コンビニにはATMがありますが大手の銀行のキャッシュカードを使うと手数料が取られる場合もありますよね。ネットバンキングを活用すればATMでお金を下ろしたり振込したりという手間も省けるし、手数料もお得な場合が多いですよね。
自分のカードが不正利用されるというのはネットから情報が漏れるというよりカードをスキミングされたりフィッシングサイトに誘導されたりという事が原因の場合が多いのではないでしょうか?
そしてそれに対しては常に自分の口座の管理をしておくことで被害を最小限にできますよね。
なのでスマホで自分の持っている銀行口座、郵便局、クレジットカード、証券会社など全ての口座を確認できるように設定して毎日1回は不審なお金の動きがないかどうか確認したらいいと思うのです。
それを習慣化すると、きっとキャッシュレスもそれほど面倒じゃなくなるんじゃないかなってね。
「面倒」は周りも手助け
「面倒」については、もう行政とかいろんな企業とかこれから高齢者が増えるんだからもっと仕組みを簡単にしようよってお願いしたい。特に名前や住所とか何度も入力するのはもうやめにしようよ。
(マイナンバーカードを使うとこの辺が楽になるってのはあるけど、それが他にも応用できればいいのにと思うよね。)
今はまだ仕組みが高齢者に優しくないので、これは周りの人たちが積極的に手伝ってあげるのがいいと思うし、高齢者の方々もどんどん周りに聞いてほしいと思う。
最後に、、
「難しいを乗越えたら楽になる」んです。それにスマホはボケ防止にも役立つんじゃないかなぁ。
私も自分のボケ防止のためにも積極的にシニアの方々のデジタル化?のお手伝いしていきたいなぁと思ってます。