インフレ時代突入?65歳からの年金生活を試算してみました!72歳で収支マイナス?

まだ私自身65歳にはなっていませんが、今世の中の多くの人は60歳で定年を迎えても65歳まで、再雇用または再就職で定期収入を得ているようです。

そんな人達であれば、投資をせずとも退職した後すぐにもらえる年金で十分に生活していけるのでしょうか?

もし世の中、インフレも起こらず、物の価値が変わらないのであれば、もらえる年金以下で生活していける人なら生涯安泰なはずです。

ですが、政府も2%程度のインフレを目標としてますし、実際日本のインフレ率は4%くらいになっているかと思います。

つい最近まで日本ってデフレだったのにです。

年金生活者にとってインフレってきついですよね。現役時代ならインフレ分自分でちょっと頑張って稼げばなんとかなったかもしれませんが、年金に頼る生活はなんとも心許ないです。

それでも物価や給与水準が上がれば、それに従って年金も上がっていくはずです。ただし、物価の上昇率より低い上昇率となりますよね。

そこでこんなシミュレーションをやってみました。

独身 会社員 持ち家

65歳時資産額0 初期生活費 月15万 年金額 月16万 インフレ率 3% 年金上昇率 2%

年金額の上昇率より生活費の上昇率の方が若干高くなってしまうので、最初の何年かは貯蓄もできますが72歳の時に収支マイナスに。そして7年間貯めた資産も78歳で底をつくことになります。

65歳時に500万の資産があったらどうでしょうか?年間収支はやはり72歳でマイナスですが91歳で資産が0となります。

同じ条件でインフレ率が5%になると88歳で資産が0となります。

ものすごく大雑把な計算をしているので、家電の買い替えや家の修繕、病気にかかる医療費など特別な出費が多くなるともっと早く資産が枯渇することになりますね。

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これは資産が1,000万、2,000万とあったとしても安心できないと思います。

最初の例で、貯蓄分を年3%で運用したとしたら77歳で0になる資産が79歳まで伸びます。もし最初に資産500万あれば、資産がマイナスとなる年齢は91歳から97歳まで伸びることになります。

そして資産500万をインフレ率より高い4%で運用できれば、85歳まで資産を増やすことができ、資産がマイナスになるのは101歳となります。

ちなみに年金支給額16万 生活費13万 資産0 運用なしの場合だと、年間収支がマイナスになるのは87歳、資産が0になるのは100歳越え。

つまり年金に対して生活費をどれだけスリムにするかの方が、最初に資産をいくら用意できるかってことより安全策ってことですね。

こうやって考えてみると、65歳の年金支給開始時にある程度の資産があった方が安心だし、年金支給額ー2万円くらいで生活できるように生活費をスリムにしていくことも大事だなぁとつくづく思いますね。そしてまだ動ける70代を楽しく過ごしたいならやはり投資もしなくてはね。

上記試算はかなり大雑把な数字で見積もっています。毎年同じ率でインフレにはならないし、突発的な出費も考慮していません。そして運用も毎年同じ運用益を出せるはずもありませんしね。なので、ほんの参考程度に。

今回は敢えて独身設定で計算してみました。夫婦の場合だとまた変わってきますでしょうか?

このexcelの表を作るのは結構簡単なので、そのうちどこかで公開できたらいいなと思ってます。

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